2色成形・異材質成形
フルヤ工業では積み重ねてきた2色成形の技術でお客様のニーズにご対応致します。2色成形は作業効率化や生産性アップやコストダウンなど様々なメリットがあります。
2色成形とは
色の異なる二つの同種材料を成形する技術です
2色成形は、色の異なる2つの同種材料を成形する技術で、ファッション性に富んだ製品を生み出します。塗装やホットスタンプなどとは違い、耐久性のある加飾、高級感のある仕上がりが可能です。
異材質成形とは
材料の異なる二種類の材料を成形する技術です
異材質成形は、2種類の材料を成形工程で接着させることにより、互いに異なる材料特性を1つの成形品に共存させる技術。接着作業などの後工程がなくなるためコストダウンを図るとともに製品の用途を大きく広げる技術です。
2色成形のメリット
異材質成形 | 異なる種類の材料を一体成形できる |
高付加価値 | 単色ではできない高付加価値製品の実現 |
工数削減 | 複数部品の組み立てを2色成形化することで工数を削減 |
コスト削減 | 複数部品の後組立工程を2色成形化することでコストを削減。 |
品質向上 | 複数部品の後組立を2色成形化することで工数削減し品質向上 |
小型化 | 2部品後組に必要な形状を削除し小型化を実現 |
防水化 | 軟質材を使うことでパッキン、ガスケットとして防水、防滴を実現 |
2色成形・異材質成形の採用例
自動車、時計、カメラ・電化製品、医療、アパレルとあらゆる業界から寄せられる多種多様なオーダーを頂きまして、お客様のニーズをひとつずつカタチに変えてきました。
採用例:◎自動車内装部品 ◎キーレスボタン ◎時計部品 ◎カメラ用グリップ ◎工業用部品 他
金型の構造
2色・異材質成形とも専用の成形機を用い、金型もほとんど同一形状のものが2面(1次成形用・2次成形用)必要です。
2基の射出装置を持つ成形機の型締め装置に1次用・2次用金型を各々取り付け、まず1次用金型に材料を注入します。
コア側の共通金型を回転させて今度は2次用材料を注入し、完成品を取り出します。このとき空いた1次側で次の成形を行うため
初回以降は1ショットごとに完成品が取り出せるようになります